【PCトラブル】特定の時間だけPCが遅くなるという方へ【誰でも簡単に対処可能】
あいちパソコンクリニックの竹内です。
最近、「夕方になると急にPCの動きが遅くなる」といった内容の相談をいくつか受けています。
特定の時間のみ症状が出るため、当教室に持ってきていただいた時にはそこまで動作が遅いわけではない……というケースは少なくありません。
そこで今回は、夕方や朝など特定の時間だけPCが遅くなってしまうという方に、その原因の一つと解決策をご紹介します。
誰でも簡単に試すことができる方法なので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
その症状、「デフラグ」が原因かも……?
デフラグとは
特定の時間だけPCが遅くなるのは、「デフラグ」と呼ばれる機能が原因となっている可能性があります。
Windowsでは「ドライブの最適化とデフラグ」という名前が付いている機能です。
デフラグとは、パソコンの主記憶装置であるハードディスクやSSDを最適化する処理を指します。
PCを使っていると、ファイルの保存や削除を頻繁に繰り返すことになりますよね。
しかし、このようなデータの読み書きを繰り返すと、データが散り散りになる断片化(フラグメンテーション)が発生することがあるのです。
断片化が進んだ場合、ファイルの読み書き速度が低下するおそれがあるだけでなく、ハードディスクの寿命が縮んでしまうことも。
このような断片化を解消するのがデフラグ機能です。
しかし、このデフラグがバックグラウンドで実行されていると、PCの動作が著しく遅くなることがあります。
デフラグは初期設定だと定期的に実行される
前述した「デフラグ」機能ですが、じつはWindowsの初期設定では定期的に実行されるようになっています。
PCによっては、毎日決まった時間に実行する設定になっていることも……。
つまり、特定の時間にPCが遅くなる場合、その時間帯にデフラグを実行するように設定されている可能性があるわけです。
しかも、デフラグはそれなりに時間がかかる作業です。一旦デフラグが始まると、終了するまでに30分~2時間ほどかかってしまいます。仕事中に長時間PCが使えなくなったら困りますよね……。
デフラグの自動実行をOFFにする方法
特定の時間だけPCが遅くなる原因がデフラグだった場合、デフラグの定期実行をオフにするのがおすすめです。
やり方は以下の通り。
①画面左下のWindowsマークを右クリックする。
②「エクスプローラー」をクリックする。
③「PC」をクリック
④「Local Disc(C:)」を右クリック
※PCによって(C:)の手前の名称が異なる場合があります。
⑤「プロパティ」をクリック
⑥「ツール」タブをクリック
⑦「最適化」をクリック
⑧ドライブでLocal Disc(C:)が選択されていることを確認し、「設定の変更」をクリック
⑨「スケジュールに従って実行する(推奨)」のチェックボックスをクリックしてチェックを外す
⑩「OK」をクリックする
以上の手順を踏めば、デフラグが定期的に自動実行されないようになります。
そもそもデフラグって止めてもいいの?
デフラグの自動実行の停止については賛否が分かれる
今回は、デフラグの自動実行をストップする方法をご紹介しました。
特定の時間だけPCが重くなる場合、上記の方法でデフラグの自動スケジュールを停止すれば、症状を防止できるかもしれません。
しかし、そもそもデフラグの自動実行を止めてしまってもいいのでしょうか……?
「HDDでは必要だがSSDでは必要ない」派
デフラグに関しては、「HDDでは必要だがSSDでは必要ない」という意見の方がいます。
これは、そもそもWindowsのデフラグ機能がHDDに特化したものであり、HDDとはデータの読み書きの仕組みが異なるSSDでは、デフラグを実行する必要がないという意見です。
また、SSDはデータの書き込み回数の上限がありますが、デフラグを実行するとデータの書き換えが行われます。
したがって、デフラグを定期的に実行すれば、かえってSSDの寿命を縮める可能性があるのです。
※ただし、Windows 10ではSSDを接続している場合、デフラグの代わりにSSDの不要データを消去する「TRIMコマンド」が実行されるようになっています。
「デフラグは絶対やった方がいい」派
デフラグについて、「絶対にやった方がいい」という意見の方もいます。
そもそも、断片化が進行しているとHDDのさまざまな場所にアクセスすることになるため、HDDに負荷がかかります。
HDDの寿命を延ばすためにも、デフラグは定期的に実施した方がいいという意見はよく聞きます。
ただし、そういった意見も方も、「現在のハードディスクのシステムではそこまで頻繁にやる必要はない」と考えられていることが多いです。
デフラグに関するいろんな意見を総括すると……
デフラグに関しては、さまざまな意見の方がいます。
しかし、いずれの意見の方にも共通するのは、「あまり頻繁にデフラグをかけても意味がない」ということです。
たとえば、毎日決まった時間にデフラグを実行すれば、その都度PCの動作が遅くなるため、かえって仕事に支障が出る場合があります。
そこまで頻繁にデータが断片化するとも考えにくいので、毎日のデフラグはさすがにやりすぎといえるのではないでしょうか。
ヘビーユーザーであっても、デフラグの頻度は2週間に一度程度であればいいと考えられているそうです。
もしもデフラグの自動実行を止めるのが怖いという場合には、せめて1週間ごとや1ヶ月ごとなど頻度を下げてみるといいかもしれません。
デフラグの自動実行のスケジュールはよく考えて!
デフラグは頻繁にやる必要はない
今回はWindowsのPCが特定の時間に遅くなる原因とその対処法について解説しました。
デフラグを定期的に実行する設定になっている場合、デフラグ実行中だけ動作が遅くなる可能性があります。
あまりに仕事に支障が出ている場合、デフラグの自動実行をオフにし、手動で実行するのもありでしょう。
また、自動実行スケジュールを1ヶ月ごとにするといった設定の見直しも検討した方がいいかもしれません。
愛知県常滑市のあいちパソコンクリニックでは、このようなPCトラブルのご相談を受け付けています。
また、「小学生向けプログラミング教室」「Microsoft Office個人レッスン」「ホームページ作成」など、パソコン/ITに関することであればなんでも対応しております!
PCに関するお困りごとがあれば、ぜひあいちパソコンクリニックまでご相談ください。
あいちパソコンクリニック
〒479-0863 愛知県常滑市西ノ口6-13
℡ 0569-47-8510
営業時間:10:00~20:00
デフラグの自動実行のスケジュールはよく考えて!
デフラグは頻繁にやる必要はない
今回はWindowsのPCが特定の時間に遅くなる原因とその対処法について解説しました。
デフラグを定期的に実行する設定になっている場合、デフラグ実行中だけ動作が遅くなる可能性があります。
あまりに仕事に支障が出ている場合、デフラグの自動実行をオフにし、手動で実行するのもありでしょう。
また、自動実行スケジュールを1ヶ月ごとにするといった設定の見直しも検討した方がいいかもしれません。
愛知県常滑市のあいちパソコンクリニックでは、このようなPCトラブルのご相談を受け付けています。
また、「小学生向けプログラミング教室」「Microsoft Office個人レッスン」「ホームページ作成」など、パソコン/ITに関することであればなんでも対応しております!
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