Google ChromeとMicrosoft Edgeの動作が急に遅くなったのはナゼ？ | PCユーザー注目の最新ウィルス事情や常滑市でのPC修理情報などを更新しています

こんにちは、あいちパソコンクリニックの竹内です！

最近、お客様から「Microsoft Edgeが遅い」「Google Chromeが遅い」といった相談が多く寄せられています。

不思議なのが、なぜかFirefoxを使うと普通にスムーズに動くというところ……。

この問題、調べてみたところ、EdgeとChromeに最近追加された共通の機能が原因となっているそうです！

今回は、EdgeとChromeの動きがやたら遅くなってしまったという方に向けて、原因と改善策をご紹介します。

なぜChromeとEdgeだけ遅くなるのか？

そもそも、なぜChromeとEdgeの動作が遅くなっているのでしょうか？

それは、ChromeとEdgeが二つとも「Chromium」と呼ばれるコードベース（プログラム言語で書かれたコードの集まり）をもとにして制作されているからです。

そのため、ChromeとEdgeは別個のブラウザでありながら共通した機能を備えているのです。

一方、Firefoxはまったく別のコードベースをもとにしているため、ChromeとEdgeのような不具合が起きないわけです。

「ハードウェアアクセラレータ」が原因

我々が調査したところ、ChromeとEdgeに備わっている「ハードウェアアクセラレータ」という機能が今回のトラブルの原因になっているようです。

ハードウェアアクセラレータは、CPUが処理している機能の一部をGPUに処理させることでブラウザの処理速度の向上を図るという機能です。

CPUは「PCの頭脳」ともいえる装置です。

GPUは本来であれば映像や画像の処理に特化した装置ですが、その高い処理性能を活かしてCPUの処理を肩代わりすることができる、というわけです。

が、このGPU、必ずしも高性能なものが搭載されているとは限らないんですよね……。

むしろメーカー製のノートPCなどを安価で買った場合、GPUの性能が低いことがほとんどです。

そのため、以下のような条件で件のトラブルが起きていると考えられます。

・ChromeやEdgeのハードウェアアクセラレータ機能がONになっている

・性能の低いGPUを搭載している

つまり、ハードウェアアクセラレータが性能の低いGPUに処理を肩代わりさせようとするために動作が極端に遅くなる……といった問題が起きていると考えられるのです。

ハードウェアアクセラレータをOFFにする方法

ハードウェアアクセラレータをOFFにすれば、今回のトラブルを解決できるはずです。

以下に手順を紹介します。

・Microsoft Edgeの場合

１．Microsoft Edgeを開き、画面右上の「…」をクリック

２．「設定」をクリック

３．設定メニューを開いたら、画面左側の「システムとパフォーマンス」をクリック

４．「使用可能な場合はハードウェアアクセラレータを使用する」をクリックして機能をOFFにする。（グレーになっていればOK）

５．ブラウザを再起動するとハードウェアアクセラレータがOFFになります。

・Google Chromeの場合

１．Google Chromeを起動して画面右上の「：」をクリック

２．「設定」をクリック

３．設定画面を開いたら画面左の「詳細設定」をクリック

４．「システム」をクリック

５．「ハードウェアアクセラレｰｼｮﾝが使用可能な場合は使用する」をクリックしてチェックを外す（グレーになっていればOK）

６．ブラウザを再起動するとハードウェアアクセラレータがOFFになります。

常滑市のPCトラブルはあいちパソコンクリニックまでご相談ください

以上の手順を踏めば、ハードウェアアクセラレータをOFFにしてChromeやEdgeを快適に利用できます。

ChromeやEdgeが急激に遅くなって困っているという人はぜひ一度お試しを！

愛知県常滑市のあいちパソコンクリニックでは、このようなPCトラブルの解決をお手伝いしています。

「PCが起動しなくなった」「動作が遅い」「アプリケーションの使い方がわからない」など、PCに関するお悩みにはなんでもお答えしています！

PCについてお悩み事がある方は、ぜひ一度当クリニックまでご相談ください。

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