ゼロから始めるRoblox Studio ①【基本操作編】
こんにちは、あいちパソコンクリニックの竹内です。
ゼロから始めるRoblox Studio ①【基本操作編】
です。
第0回の記事では、Roblox Studioのインストール方法をご紹介しました。
今回は、Roblox Studioの基本的な操作方法を解説します。
主に以下のような内容を解説しています。
・カメラの操作方法
・テストモード
・パーツの作り方
・パーツの色・サイズ・素材の変更方法
・エクスプローラの使い方
・アンカー(固定)
初歩中の初歩ですが、大事な内容になってますのでしっかりマスターしておきましょう!
Roblox Studioの基本
テンプレートからゲーム制作を開始する
Roblox Studioには、最初からいくつかのテンプレートが用意されています。
テンプレートによっては、すでに大量のオブジェクト(建物や木等)が配置されており、ある程度マップができあがった状態から制作を開始できます。
今回は基本的な操作方法を学ぶために、ほとんど何もオブジェクトが配置されていないテンプレートから開始します。
①Roblox Studioを起動します。
デスクトップの「Roblox Studio」のアイコンをダブルクリックします。
②Roblox Studioが起動しました。メインメニュー画面から、「Classic Baseplate」をクリックします。
③下の画像のようなバーチャル空間が生成されます。
テストプレイをしてみよう
それでは、さっそくこのバーチャル空間でゲームをテストプレイしてみましょう。
①画面上部の「プレイ」をクリックします。
②作成したバーチャル空間で自由にキャラクターを動かすことができます。
③操作方法の解説
キャラクターの操作方法 •「W」キー:前に進む
•「S」キー:後ろに進む
•「A」キー:左に進む
•「D」キー:右に進む
•「スペース」キー:ジャンプ
|
カメラの操作方法 •マウスの右ボタンを長押し:カメラの回転
•ホイール:ズームインおよびズームアウト |
④「ホーム」タブの画面右上の「停止」ボタンをクリックして、テストモードを終了します。
※Roblox Studioでゲームの制作を続たいときは、一旦テストモードを終了する必要があります。
テストモード中に編集した内容は、テストモード終了時にリセットされるので注意!
制作モードのカメラ操作方法
テストプレイを終了すると、制作画面に戻ります。
制作モードでは、以下のようにカメラを操作します。
カメラ操作方法(制作モード) 「W」キー:前に進む 「S」キー:後ろに進む 「A」キー:左に進む 「D」キー:右に進む 「E」キー:上昇 「Q」キー:下降 「F」キー:選択中のパーツへ移動 マウス右長押し:カメラ回転 |
スポーンを配置しよう
さて、いよいよゲーム画面にオブジェクトを配置してみましょう。
まずは、「スポーン」と呼ばれるオブジェクトを配置します。
スポーンは、ゲーム開始直後にプレイヤーがどの場所からスタートするのか決めることができるオブジェクトです。
スポーンを配置した場所が、プレイヤーの初期位置になります。
①「モデル」タブをクリックします。
②画面右側の「スポーン」をクリックします。
③バーチャル空間にスポーンが追加されました。
④画面の右側に注目してください。「エクスプローラ」という領域にも「SpawnLocation」という文字が追加されています。この「SpawnLocation」が、いま追加したスポーンの名前になります。
⑤もう一度テストプレイしてみましょう。
「ホーム」タブの「プレイ」ボタンをクリックします。
⑥配置した「SpawnLocation」からゲームがスタートしました。
⑦確認が終わったら、「ホーム」タブの「停止」ボタンをクリックしてテストプレイを終了します。
パーツの基本
パーツとは
Robloxには、自由に大きさや色を変えられる「パーツ」と呼ばれるオブジェクトが用意されています。
パーツには、以下の5種類が用意されています。
・ブロック(直方体)
・球体
・三角柱
・角の三角柱
・円柱
これらのパーツを組み合わせることで、建物などを作ることだって可能です!
パーツを挿入する
ゲーム内にパーツ(ブロック)を追加してみましょう。
①「ホーム」タブの「パーツ」の▼をクリック
②「ブロック」をクリック
③画像のような直方体のブロックが出現します。
パーツの名前の変え方
パーツを大量に使う場合、一つひとつのパーツの名前を変更しておくことで、それがどんなパーツなのか一目でわかるようになります。
パーツの名前を変更するには、「エクスプローラ」を使います。
エクスプローラを見ると、さきほど追加したパーツの名前が「Part」であることがわかります。
この「Part」の名前を「Block」に変更してみましょう。
①エクスプローラ上の「Part」をクリック
②エクスプローラ上の「Part」を再度クリック
③「Part」を「Block」に書きかえ、Enterキーを押す
④パーツの名前が「Block」に変更されました。
パーツの移動
パーツを移動するときは以下の手順で操作します。
①パーツ「Block」をクリック
②「ホーム」タブの「移動」をクリック
③パーツに表示される矢印をドラッグすると移動できる。
赤い矢印と青い矢印で横方向に移動
緑の矢印で上下に移動
パーツのサイズ変更
パーツの大きさを変えるときは、「拡大/縮小」ボタンを使います
①パーツ(Block)をクリック
②「ホーム」タブの「拡大/縮小」をクリック
③パーツに表示される●/●/●をドラッグするとそれぞれの方向に拡大/縮小ができる。
●/●で横方向に拡大/縮小 ●で上下に拡大/縮小
パーツの回転
パーツの角度を変えるときは、「回転」ボタンを使います。
①パーツ「Block」をクリック
②「ホーム」タブの「回転」をクリック
③パーツに表示される〇/〇/〇をドラッグするとそれぞれの方向に回転できる。
ちなみに
パーツを回転させるとき、「もっと自由な角度で止めたいのに…」と思った人もいるのでは?今はパーツを回転させるとカクカクと動き、特定の角度で固定されてしまいます。
これは初期設定では「ブロックを45°ずつ回転させる」という設定になってしまっているためです。
以下の操作を実施すると自由な角度に変更できます。
①「モデル」タブをクリック
②「回転」のチェックを外す
これでパーツを自由な角度に回転できるようになります。
また、「移動」のチェックを外せば、ブロックを自由な位置に移動できるようになります。
パーツの素材を変える
素材とは別に、パーツの色も変更することができます。
Blockの色を茶色に変えてみましょう。
①パーツ(Block)をクリック
②「ホーム」タブの「色」をクリック
③「CGA Brown」をクリック
Blockの色が変更されました。 ※Blockのサイズや角度は写真と同一でなくてもOKです
パーツの応用
パーツ(球体)を追加する
ここまでと同様の手順で、パーツを増やしてみましょう。
①「パーツ」下の▼→「球体」の順にクリックします。
②球体が追加されました。
※この時点では名前は「Part」になっています。
③エクスプローラで、Part(球体)の名前を「Sphere」に変更します。
⑤パーツ「Sphere」をクリックします。
⑥「拡大/縮小」で自由な大きさに変更します。
⑦「素材管理」から、素材を「氷」に変更します。
⑧「色」から、色を「Pastel Light Blue(パステルライトブルー)」に変更します。
パーツ(三角柱)を追加する
ここまでと同様の手順で、パーツを増やしてみましょう。
①「パーツ」下の▼→「三角柱」の順にクリックします。
②三角柱が追加されました。
※この時点では名前は「Part」になっています。
③エクスプローラで、Part(三角柱)の名前を「Triangul」に変更します。
④パーツ「Triangul」をクリックします。
⑤「拡大/縮小」で自由な大きさに変更します。
⑥「素材管理」から、素材を「大理石」に変更します。
⑦「色」から、色を「Wheat(小麦色)」に変更します。
ここまでの作業を終えると、下のような3つのパーツが完成します。
通常時はパーツが固定されない
ここまでの作業で作ったパーツを、下の指示に従って配置してください。
①3つのパーツをスポーン(SpawnLocation)の近くに置く
②SphereをTriangulの上に置く
③Blockを宙に浮かせる
④この状態でテストプレイをしてみましょう。
すると、SphereがTriangulから滑り落ち、Blockは地面に落下してしまいます。
パーツを固定する(アンカー)
ゲームが開始してもパーツが動かないようにするためには、「アンカー」をオンにする必要があります。
①パーツ「Sphere」を選択します。
②「ホーム」タブの「アンカー」ボタンをクリックします。
③「Block」を選択します。
④「ホーム」タブの「アンカー」ボタンをクリックします。
⑤もう一度テストプレイをしてみましょう。
「Sphere」は「Triangul」の上で固定され、「Block」は空中に浮いたままになっているのがわかるでしょうか?
「アンカー」をオンにすれば、このようにパーツを固定することができます。
パーツのプロパティ
Robloxのオブジェクトには、そのオブジェクトがどんな性質なのかを表す「プロパティ」が設定されています。
「Sphere」のプロパティを確認してみましょう。
①エクスプローラの「Sphere」をクリックします。
②エクスプローラの下に「Sphere」のプロパティ一覧が表示されます。
③プロパティウィンドウを下にスクロールしていくと、「Anchored」という項目にチェックが入っているのが確認できます。
これは、さきほど「アンカー」ボタンをクリックしたことで、Sphereの「Anchored」プロパティがオンになったからです。
CanColideプロパティ
では、プロパティに変更を加えてみましょう。
今回は、「ほかのオブジェクトと物理的に衝突するかどうか」を操作する「CanColide」プロパティをオフにしてみます。
①「Sphere」のプロパティウィンドウをスクロールして、「CanColide」という項目のチェックを外します。
②テストプレイを実施します。
③Sphereがすり抜けられるようになっています。
Roblox Studioで作ったゲームを保存する
保存のやり方
ROBLOXで作ったゲームを保存しましょう。
①画面左上の「ファイル」をクリック
②「名前をつけてファイルに保存」をクリック
③ファイルを保存するフォルダを選ぶ
④ファイル名を入力する
⑤「保存」ボタンをクリックする
パーツを組み合わせればいろんなオブジェクトが作れます!
パーツはRobloxの基本
今回はRobloxに基本的な操作方法を解説しました。
なかでもよく使うのが、「パーツ」です。
パーツを組み合わせることで、巨大な建造物などを作ることもできますよ。
今回紹介したテクニックを使って、好きなパーツを好きなだけ置いてみましょう。
みなさんのアイデアを存分に活かしてみてくださいね。
あいちパソコンクリニックでは、今回ご紹介したようなRobloxの講座も実施中。
Robloxのほかにも、Scratchによるゲーム制作、プログラミングなどお客様一人ひとりにあわせたレッスンを実施しています!
パソコン教室で自分の興味があること / 仕事で必要なことを学びたい!という方はぜひ一度ご相談ください!
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