Roblox StudioのClassic Obbyの仕様が変わった件と、キルブロックの作り方

query_builder 2025/07/01
ブログ
2025-07-01_10h35_50

こんにちは、あいちパソコンクリニックの竹内です。


今日はRoblox Studioに関する話題です。


以前、こちらのブログでキルブロックの作り方を解説したんですが、、

ゼロから始めるRoblox Studio 4 【アスレチックを作る 前編】


Roblox studio側の仕様が変更となり、↑のブログのやり方ではキルブロックが作れなくなりました。


今回は、前回の仕様のままキルブロックを作る方法を解説します。

Classic Obbyは以前までと何が変わったか?

コースのレイアウトが変わった

Classic Obbyですが、コースレイアウトがかなり変わっています。


以前までのClassic Obby


いまのClassic Obby ※2025年7月1日時点


コースのレイアウトがかなり変更されていることがわかります。

プログラムの書き方が変わった

Classic Obbyはコースのレイアウトが変わっただけではなく、プログラムの書き方が大きく変更されています



・以前のClassic Obbyでのプログラムの書き方


以前のClassic Obbyでは、一つひとつのパーツにスクリプト(プログラム)が書かれていました。


1枚目の画像では、「KillBrick」という名前のパーツに、「KillScript」という名前のスクリプトを作り、プログラムを書いていたことになります。





・現在のClassic Obbyでのプログラムの書き方
※2025年7月1日時点


①現在のClassic Obbyではパーツにスクリプトがない


対して、現在のClassic Obbyを確認してみると、パーツにスクリプトがないことがわかります。


ここでは、「TrapPart」という名前のパーツが、以前までの「KillBrick」に相当するパーツです。


でも、テストプレイをすると、この「TrapPart」に接触したキャラクターがちゃんと死ぬんですよね。


スクリプトがないパーツなのに何故か?というと……


②現在のClassic Obbyのプログラムの場所


ありました。この「ServerScriptService」に含まれるスクリプトで、パーツに触れたときの処理を制御しているのですね。


先ほど見た「TrapPart」に関するプログラムは、この中にある「TrapManager」が該当します。


③TrapManagerの中身


TrapManagerの中身を確認すると、こんなプログラムが書いてありました。


簡単に解説すると、


・5行目~12行目

触れたキャラクターのHPを0にする「onTrapTouched関数」を作成


・14行目~22行目

指定したTrapPartがBasepartであれば、そのTrapPartに先ほどの「onTrapTouched関数」を紐づける「setupTrapPart関数」を作成


・25行目~27行目

「TrapPart」というタグが含まれるパーツすべてに「setupTrapPart関数」を実行


・30行目

「TrapPart」というタグがインスタンスに追加された場合にも「setupTrapPart関数」を実行


こんな感じでしょうか。


ちなみに、タグっていうのはパーツのプロパティの一番下の方にあるコレです。



このプログラムのおかげで、パーツごとにScriptを書く必要がなくなったわけですね。


たとえば、複数のパーツの仕様変更をしたいとき、一つひとつのスクリプトを書き直すのは滅茶苦茶めんどくさいですからね…。


以前までのプログラムよりもやや複雑に見えますが、理に適った書き方だと思いました。

以前までと同じ方法でキルブロックを作るには

キルブロックの作り方

なお、最新のClassic Obbyのような書き方がめんどうくさい、とりあえずパーツ一つずつをキルブロックにしたい、という時は、以下の方法で作成してください。


①「ホーム」タブの「パーツ」→「ブロック」の順にクリック



②下のような直方体のブロックが出現します。




③エクスプローラーで、現在選択中の「Part」をポイントします。


④「+」のアイコンが表示されるのでクリックします。



⑤表示された「Script」をクリックします。



⑥下図のようにコードを書きかえます


コード(コピペ可)

script.Parent.Touched:connect(function(hit)	 
if hit and hit.Parent and hit.Parent:FindFirstChild("Humanoid") then
hit.Parent.Humanoid.Health = 0
end
end)


実際の画面上でのコード



以上の手順で、以前までと同じ仕様のキルブロックが作れます。

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今回は、Roblox StudioのClassic Obbyの仕様変更について解説しました。


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