ゼロから始めるRoblox Studio 4 【アスレチックを作る 前編】

query_builder 2025/03/05
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あいちパソコンクリニックの竹内です。


ゼロから始めるRoblox Studio ④【アスレチックを作る 前編】です。


ROBLOXの定番ゲームでもあるアスレチックを作ってみましょう。ちょっとしたプログラミングの方法も解説しているので、参考にしてみてください。


ゲームの全体像

今回作るアスレチックの全体像

まずは今回作るアスレチックの全体像を確認しておきましょう。



キルブロックを保存する

Classic Obbyを開く

今回のゲームでは、プレイヤーの体力をゼロにする「キルブロック(KillBrick)」を使います。


キルブロックは、Roblox Studioに最初から用意されているテンプレート「Classic Obby」で使用されています。


このようなパーツは、PCに保存して別のゲームで再利用することが可能です!


そこで、まずはClassic Obbyテンプレートを開き、キルブロックをPCに保存しましょう。


手順


①Roblox Studioを起動します。


②「すべて見る」をクリック


③「Classic Obby」をクリック


以下のようなバーチャル空間が生成されます。


④テストプレイをしてみましょう。赤いブロックに触れるとキャラクターが死亡します。




キルブロックのプログラムを確認する

赤いブロックには「Kill Brick(キルブロック)」という名前がついています。


このブロックには、触れたプレイヤーのヒットポイントを0にするというプログラムが組み込まれています。


どんなプログラムが書かれているのか一度確認してみましょう。


①エクスプローラー上いずれかの「KillBrick」をクリックします




②KillBrick左側の「▼」をクリックします。


③KillBrick下に展開された「KillScript」をダブルクリックします。




④↓のようなコードが表示されます。 これがKillBrickに書かれたプログラムです。



※いまはプログラムの意味はわからなくてOKです!


KillScriptを閉じるには、プログラム上部に記載された「KillScript」右側の「×」をクリックします。





キルブロックを保存する

キルブロックを自分のゲームで使うために、一度自分のPCに保存してみましょう。


①エクスプローラ上の「KillBrick」を右クリックします。



②「ファイルに保存」をクリックします。



③適当な保存場所を選択します。

※画像ではダウンロードフォルダに保存しています。

④「ファイル名」に「KillBrick」と入力します。

⑤「保存」をクリックします。



以上の手順で、「KillBrick」パーツがPCに保存できます。



KillBrickが保存できたら、一度Roblox Studioを終了させましょう。


①画面右上の「×」をクリックします。



②Place1に変更内容を保存しますか?と表示されたら「いいえ」をクリックします。





③Roblox Studioが終了します。

①スタート地点を作る

新規ゲームの作成

いよいよここからアスレチックを作っていきます。


もう一度Roblox Studioを起動します。 新規にゲームを作りましょう。


①Roblox Studioのメインメニュー画面から、「Baseplate」をクリックします。



②右下の画像のようなバーチャル空間が生成されます。



スポーンの向きを確認

アスレチックのスタート地点は、スポーン(キャラクターが出現する場所)が配置されているだけのシンプルな作りにします。


ただし、アスレチックゲームの場合は「ゲームがスタートした時のキャラクターの向き」が大切になります。


スタート時にキャラクターがおかしな方向を向いていた場合、ゲームスタートと同時に走り出したプレイヤーが落下してしまう可能性も。


まずは、このスポーンの向きを確認してみましょう。



①「スポーン」を右クリックします。


②「配向表示器を表示」をクリックします。




下の画像のように「Ⓕ」というアイコンが表示されていれば成功です。



ゲームスタート時、「Ⓕ」が表示されている方向を向いてキャラクターが登場します。


そのため、アスレチックコースも「Ⓕ」の方向に作っていってください。

②キルブロックエリアを作る

床を作る

続いて、キルブロックエリアを作成します。


キルブロックエリアは、床とキルブロックでつくります。

まずは床を作っていきましょう。


①以下のようなパーツを作成します。

種類:ブロック

サイズ:20, 2, 60

素材:レンガ

色:ミディアムストーングレー

アンカー:オン


作り方がわからない場合は、第1回第2回のレッスンを参考にしてください。


②スポーンの配向表示器(Ⓕ)が表示されている側に床を配置します(下図参照)


キルブロックを挿入

続いて、プレイヤーが触るとゲームオーバーになるKillBrick(キルブロック)を配置します。

キルブロックは、先ほどPCに保存したものを利用します。


①エクスプローラで「Workspace」を右クリックします。



②「ファイルから挿入」をクリックします。



③先ほどKillBrickを保存したフォルダを開きます。 ※画像ではダウンロードフォルダを開いています。



④「KillBrick.rbxm」を選択します。


⑤「開く」をクリックします。



キルブロックがゲームに追加されました。

エクスプローラ上でも「KillBrick」の名前が確認できます。




キルブロックの配置

続いて、キルブロックのサイズを変更し、先ほど作った床の上に配置していきます。


①「KillBrick」のサイズを 「2, 1, 20」に変更します。



②「Ctrl」キー+「D」キーでKillBrickを2つ複製します。


③下の画像のように、KillBrickを床の上に配置します。




ここまで完成したら、一度テストプレイしてみましょう。 キルブロックに触れると体力がゼロになり、スポーンに戻されることが確認できます。




③毒沼エリアを作る

毒沼はどう作る?

続いて、3つ目のエリアである毒沼エリアを作ります。


毒沼エリアは立っているだけで徐々にダメージを受けてしまいます。


これを実現するために、キルブロックをコピーして、プログラムを書きかえてみます。

ちょっと難しいですが、挑戦してみましょう。



キルブロックをコピーする

まずはキルブロックをコピーします。


①「KillBrick」を選択します。


②「Ctrl」キー+「D」キーでKillBrickを1つ複製します。



③コピーしたKillBrickの名前を「PoisonBrick」に変更します。



④PoisonBrickをキルブロックエリアの奥へ移動します。





毒沼っぽい見た目に変更

PoisonBrickの見た目を変更していきます。


①「PoisonBrick」を以下のように変更します。

サイズ:60, 2, 20

素材:CorrodedMetal

色:Magenta(マゼンタ)


②下図のように位置を調整します。



KillScriptを書きかえる

PoisonBrickはKillBrickをコピーして作りました。


そのため、現状では「触れた瞬間にプレイヤーの体力がゼロになるプログラム」が書かれています。


これを改良して、「触れたプレイヤーの体力が徐々に減るプログラム」に変更してみましょう。



①エクスプローラーで「PoisonBrick」左側の「」をクリック


②「PoisonBrick」下に展開された「KillScript」をダブルクリック



③下のようなプログラムが表示されます。




④プログラムの3行目を以下のように修正します。


修正前: hit.Parent.Humanoid.Health = 0

修正後: hit.Parent.Humanoid.Health -= 2




テストプレイをしてみましょう。




毒沼(Poison Brick)の上を歩いている間、プレイヤーの体力が減っていくのが確認できます。 確認が終わったらテストプレイを終了します。

④回復エリアを作る

回復エリアはPoisonBrickから作る

毒沼エリアの先には、減った体力を回復できる「回復エリア」を作ります。


回復エリアは先ほど作ったPoisonBrickをコピーして作ります。


①「PoisonBrick」を選択します。


②「Ctrl」キー+「D」キーで複製します。




③コピーした「PoisonBrick」の名前を「HealBrick」に変更します。



④「HealBrick」の設定を以下のように変更します。


サイズ:20, 2, 20

素材:Carpet

色:New Yeller


⑤下図のように位置を調整します。






回復のプログラムを作る

HealBrick」は「PoisonBrick」から作りました。


そのため、現時点では「触れたプレイヤーの体力を徐々に減らすプログラム」が書かれています。


これを改良して、「触れたプレイヤーの体力を徐々に回復するプログラム」に書きかえましょう。




①「HealBrick」左側の「」をクリック


②HealBrick下に展開された「KillScript」をダブルクリック




③プログラムの3行目を以下のように修正します。



修正前: hit.Parent.Humanoid.Health -= 2

修正後: hit.Parent.Humanoid.Health += 3





テストプレイをしてみましょう。


PoisonBrickでダメージを受けた後、HealBrickに乗ると体力が回復します。




確認ができたらテストプレイを終了します。

今回はここまで

アスレチック作りは後編へ続く


アスレチック制作の前編はここまで。



今回は①~④までのエリアを作成しました。



次回は⑤のすり抜け床エリア以降のエリアを作っていきましょう。


最後に、ゲームを保存しておきましょう。



①画面左上の「ファイル」をクリック


②「名前をつけてファイルに保存」をクリック



③ファイルを保存するフォルダを選ぶ

④ファイル名を入力する

⑤「保存」ボタンをクリックする



プログラミングができればゲーム作りの可能性が広がる

今回はRoblox Studioのアスレチックゲームの作り方を解説しました。


KillBrickのプログラムに手を加えれば、徐々にダメージを受けるブロックや体力を回復するブロックが作れましたね。


プログラミングができれば、Robloxのゲーム作りの可能性はもっと広がります。


あいちパソコンクリニックでは、Robloxのプログラミングのレッスンも可能です。ゲーム作りに興味がある方は、ぜひ一度ご相談ください。


あいちパソコンクリニック

〒479-0863 愛知県常滑市西ノ口6-13

℡ 0569-47-8510

営業時間:10:00~20:00

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