ゼロから始めるRoblox Studio ②【パーツの加工とグループ化編】
こんにちは、あいちパソコンクリニックの竹内です。
ゼロから始めるRoblox Studio ②【パーツの加工とグループ化編】
です。
第1回の記事では、Roblox Studioの「パーツ」の基本的な使い方を解説しました。
今回は、パーツに穴をあけたり、複数のパーツをまとめて「モデル」を作る方法をご紹介します。パーツをうまく組み合わせれば家やお城など建物のモデルが作れますよ!
主に以下のような内容を解説しています。
・パーツの名前の変更
・パーツのサイズ変更
・パーツに穴を開ける方法
・パーツをモデルとしてグループ化する方法
わからないところがある場合は、第1回の記事をおさらいしてみてください。
パーツを用意する
新規ゲームの作成
Roblox Studioで新規にゲームを作りましょう。
①Roblox Studioのメインメニュー画面から、「Baseplate」をクリックします。
②下の画像のようなバーチャル空間が生成されます。
パーツを挿入
続いて、ゲーム内にパーツ(ブロック)を追加してみましょう。
①「ホーム」タブの「パーツ」→「ブロック」の順にクリックします。
②画面右下のような立方体のブロックが出現します。
なお、このとき画面右側の「エクスプローラ」では、現在選択しているオブジェクトが青く表示されます。 現在選択中のオブジェクトは「Part」という名前です。
パーツの名前を変更する
「Part」の名前を「Floor」に変更してみましょう。
①エクスプローラで「Part」を右クリック
②「名前を変更」をクリック
③「Floor」と入力してEnterキーを押す。
④パーツの名前が「Floor」に変更されました。
パーツの大きさを変える
「Floor」の大きさを変更してみます。前回とは違う方法でサイズを変更してみます。
①「Floor」を選択します。
②プロパティ画面を下にスクロールして、「変換」をクリックします。
③「Size」が「4, 1, 2」になっていることを確認します。
④「Size」の「4, 1, 2」をクリックします。
⑤「30, 2, 30」に書きかえます。
⑥「Floor」のサイズが変更され、平たいブロックができました。
パーツの色と素材を変える
続いて、「Floor」の色と素材を変更します。
①「Floor」を選択した状態で「ホーム」タブの「色」をクリック
②色を「Burnt Sienna」に変更する
③「ホーム」タブの「素材」をクリック
④素材管理画面をスクロールして「木の床」をクリック
⑤「選択したパーツに適用」ボタンをクリック
⑥Floorの素材が木の床に変更されました。
壁と屋根を作る
続いて、家の壁と屋根を作ります。
壁と屋根を作っていきます。
①「ホーム」タブの「パーツ」から、
A) ブロックを1つ
B) 三角柱を1つ 追加します。
②ブロックの名前を「Wall」に変更します。
③三角柱の名前を「Roof」に変更します。
④「Wall」を以下のように変更します。
サイズ:26, 15, 2
色: Burnt Sienna
素材:木材
⑤下の画像のような壁ができあがります。
⑥「Roof」を以下のように変更します。
サイズ:30, 12, 20
色: Dark Orange
素材:木材
②下の画像のような屋根ができあがります。
パーツのコピー
同じサイズ・色・素材のパーツをたくさん使いたいときは、パーツのコピーをするのがおすすめです。
先ほど作った壁をコピーしてみましょう。
①「Wall」をクリックします。
②キーボードの「Ctrl」キーを押しながら「D」キーをクリックします。
③Wallのコピーが作られます。
※コピーは、上の図のようにもとのWallの上に積み上げられるか、もとのWallに重なる形で作られます。
もしもコピーできていないように見えるときは、コピーしたパーツが重なっている可能性が高いです。
パーツを移動してみると、コピーできていることがわかると思います。
④さらに2個複製して、全部で4つの「Wall」を作ります。
※積み上げる形で4つのWallが複製された場合
⑤4つの「Wall」を回転・移動させて、下の画像のように「Floor」とくっつけます。
⑥「Roof」を選択します。
⑦キーボードの「Ctrl」キーを押しながら「D」キーを1回押してコピーを作ります。
⑧「Roof」を回転・移動させて、下の図のようにWallの上に設置します。
パーツに穴を開ける
家の中に入れるようにするには
ここまでの工程でログハウスっぽいものができました。
しかし、このままでは扉がなく、家の中に入れません。
とはいえ、扉を作るのは少し難しいので、今回はパーツに穴をあけて家に入れるようにしてみましょう。
穴の大きさのパーツを作る
パーツに穴をあけたり削ったりするときは、ちょっと複雑な手順を踏む必要があります。
- 削る箇所の大きさ・形のパーツを作る
- 1で作ったパーツを反転(否定)して「NegativePart」にする
- 削りたいパーツとNegativePartを結合(ユニオン)する
今回も、上記のような手順を踏んで壁に穴をあけます。
まずは壁に空ける穴の大きさのパーツを作りましょう。
①「ホーム」タブの「パーツ」の「▼」をクリック
②「ブロック」をクリック
③「Part」のプロパティから、サイズを「3, 10, 5」に変更します。
④下の図のような縦長のブロックができました。
2つのパーツを重ねる
①「モデル」タブの「衝突」をクリックしてチェックを外します
※「衝突」にチェックが入っていると、2つのブロックを重ねることができません
②穴を空けたい「Wall」パートに、「Part」パーツを重ねるように配置します。
パーツの反転(否定)
①「Part」を選択します。
②「モデル」タブの「否定」をクリックします。
③「Part」が反転しました。反転したパーツは半透明の表示になっています。
④エクスプローラで、「Part」の名前が「NegativePart」に変更されていることを確認します。
NegativePartを使って穴をあける
①「NegativePart」を選択します。
②キーボードのShiftキーを押しながら、「NegativePart」と重なっている「Wall」を選択します。
③「モデル」タブの「ユニオン」をクリックします。
④壁に右図のような穴が空いていれば成功です!
なお、この状態ではオブジェクト名が「Union」になっています。
パーツをグループ化する
ここまでの手順で、複数のパーツを組み合わせてログハウスっぽいものを作りました。
このような複数のパーツを組み合わせたオブジェクトは、「グループ化」すると扱いやすくなります。
①エクスプローラの「Floor」をクリックします。
②キーボードの「Shift」キーを押しながら、上から3つ目の「Wall」をクリックします。
③キーボードの「Ctrl」キーを押しながら、「Union」をクリックします。
今回作成した7つのパーツがまとめて選択されました。
④選択したオブジェクト上(青い部分)で右クリック
⑤「モデルとしてグループ化」をクリック
⑥複数のパーツが「Model」という名前の一つのオブジェクトとしてグループ化されました。
⑦「Model」左側の「▶」ボタンをクリックすると、「Model」に含まれる複数のパーツが表示されます。
また、モデルとしてグループ化したオブジェクトは、一つのオブジェクトとして移動させたり回転させたりすることができます。
グループ化を使いこなそう
パーツのグループ化はオブジェクトを作る際にほぼ必須のテクニック
今回は、Robloxでパーツを加工したり、グループ化したりする方法をご紹介しました。
NegativePartを使ったパーツの削り方や、グループ化はRobloxにおける必須のテクニックといっても過言ではありません。
Roblox Studioで最初から用意されているテンプレートでも、多数のパーツを組み合わせてお城や建物が作られています。
今回ご紹介したテクニックを活用して、複雑な形のモデルを作ってみてください!
あいちパソコンクリニックでは、このようなRobloxの講座も実施中。一人ひとりのご要望に応じたレッスンがマンツーマンで可能です。
パソコンでゲームを作ってみたい!と考えている方にRoblox Studioはうってつけです。
ご興味がある方はぜひ下記のお問い合わせフォームからご相談くださいませ!
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営業時間:10:00~20:00
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